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リバプール、大規模な守備陣刷新へ クアンサーとロバートソンを放出予定

Liverpool to sell Quansah and Robertson

リバプールは新監督の下で迎える新シーズンに向けて、守備陣の大幅な再編を計画している。

すでにトレント・アレクサンダー=アーノルドがアンフィールドを離れ、レアル・マドリードに移籍したことで話題となっているが、さらに2人の主力選手がクラブを離れる見通しだ。長年左サイドを支えてきたアンディ・ロバートソンと、アカデミー出身のジャレル・クアンサーである。

ファンから絶大な支持を受けるロバートソンは、アトレティコ・マドリードへの移籍が間近と報じられている。一方で、昨季プレミアリーグで13試合に出場したクアンサーは、さらなる成長を求めて新天地を目指す。

英紙『デイリー・テレグラフ』によれば、バイヤー・レバークーゼンがクアンサー獲得に向けて3,000万ユーロのオファーを提示しており、リバプール側もこれを受け入れる構えだという。すでにクラブは守備の要としてクリスタル・パレス所属のマルク・グエヒ獲得に注力している。

Quansah to leverkusen

イングランド代表でもあるグエヒにはこれまでもトッテナムやニューカッスルなど複数のプレミアリーグクラブが関心を示していたが、パレス側は7,000万ポンド以下では売却を拒否してきた。しかし、グエヒの契約は来夏で満了するため、クラブ側も現実的な移籍金での交渉に応じざるを得なくなる可能性がある。

グエヒはリバプールにとって守備の中心となる重要なターゲットとみなされており、同時にイブラヒマ・コナテの去就が不透明な状況も背景にある。コナテにはレアル・マドリードやパリ・サンジェルマンが関心を示しており、契約延長を躊躇しているという。

左サイドでは、ロバートソンの退団が決まれば、セルビア系ハンガリー代表のミロシュ・ケルケズが後釜としてレギュラーに定着する見込みだ。

この計画が順調に進めば、2024/25シーズン開幕時にはリバプールの守備陣が一新されることになるだろう。これはイングランド、さらにはヨーロッパの舞台で競争力を維持しようとするクラブの強い意志を示すものだ。